●猫の予防接種
猫にもさまざま伝染病があり、外へ出さない猫でも伝染する可能性があます。なかには死に至るようなおそろしい病気もあるので、ワクチン接種による予防が大切となります。
犬の狂犬病予防接種のように法的な義務ありませんが、ワクチンに対する正しい知識を持ち、猫を伝染病から守ことは飼い主の務めと認識しましょう。
●猫のワクチン
現在、日本で受けられるのは、猫伝染性腸炎、猫ウィルス性鼻気管支炎、カリシウィルス感染症の3つの感染症を予防する「3種混合ワクチン」と、
猫白血病ウィルス感染症のワクチンを加えた「4種混合ワクチン」です。
ワクチンは毒性を弱めたウィルスのことで、猫の体に入れることで、免体を作りだすことができます。また、ワクチンを打っていても、100%病気を予防できるとはかぎらないということを念頭においておきましょう。
●猫のワクチン接種時期
生まれたばかりの子猫は、母乳から得られる免疫があるので病気(感染)にかかることは、まずありません。
通常は、8週~10週目に1回目、1 力月後に2回目の接種を受けます。
拾ってきた猫は、健康であればすぐに1回目の接種をしたほうがよいで ょう。複数の猫を飼育している場合も、通常より早めに接種したほうが 安全です。
ワクチンの効果は、約1年間です。最初の年は2回、2年目以降は誕生の前後を目安に、年1回の予防接種を受けるようにしましょう。
何歳になっても、初年度の予防接種を2回受けていれば、翌年からは1回でかまいません。
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