新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、11都府県を対象に再発令された緊急事態宣言。
飲食店の営業時間短縮や、夜間の外出自粛の徹底など、生活上ままならないことがまだまだ多いですね。
テレワーク推進も強化され、テレビなどでも、在宅勤務などで長時間同じ体勢でいることで腰や背中が凝り固まってしまった!という話を聞きます。
今回は、それを防ぐためのストレッチを、猫健康管理士と猫から学ぼうと思います!
液体とも軟体動物ともいわれる猫たちの体の不思議
猫は、高いところから降りても音がほとんどしなかったり(我が家の猫たちはこれに限りませんが・・・)、思ってみないほど狭いところに入ったりと、驚かされることも多いですよね。
そんなことができるのも、体がとっても柔らかいから!!
猫の柔軟性は動物の中でもトップクラスと言われており、そんな体を支えているのは、しなやかな筋肉とよく伸びる皮膚。
他にも、関節と関節の間がよく伸びることや、内臓の移動が容易であることなどが挙げられます。
動画でよく見る「液体のような猫」は、こうして作られているのですね。
猫の「伸び」をストレッチに生かしてみよう!
そもそもストレッチにはどんな意味があるのでしょう。
ストレッチには、体が固まった状態から筋肉を柔軟にほぐす
筋肉の収縮によって心拍数や血圧を上げるという体のウォーミングアップ効果があります。
猫が伸びをする理由としては、次の行動に移るための準備であったり、リラックスしている証拠であったり、気分転換であったりと様々。
そんな猫の伸びには、背中を丸めて上に伸ばす方法や、前脚を伸ばす、後ろ脚を伸ばすなどがあります。
この伸びの1つを、実際に行う手順を見ていきましょう。
ヨガにも同じポーズがありますから、ヨガを行う方にはおなじみかもしれません。
■Step1■まず初めに四つん這いになります。
この時、両手は肩の真下に、両ひざは腰より後ろについた姿勢にし、両手の指はしっかり開いて手のひらを床につけ、足の甲を床につけてつま先を伸ばしましょう。
両手と両ひざは肩幅くらいに開き、腕と太ももが床と垂直になるようにします。
目は両手よりも少し前を真っ直ぐ見るのがポイントです。
■Step2■猫のように腰から首まで丸めながら伸びをします。
息をゆっくり吐きながら、両手と両ひざの位置は動かさず、背中を丸めていきます。
背骨が天井に引き寄せられるようなイメージとともに、目でおへそを見ることを意識して、頭を下げ、背中を丸めるようにしてください。
その状態で、ゆっくり3回くらい深呼吸をしながら、20~30秒ほど姿勢を保ちましょう。
■Step3■頭を上げて前を向き、肩甲骨を寄せながら腰を反らせるポーズをとります。
今度は息を吸いながら、ゆっくりと背中を反らせます。
お尻を天井のほうへ突き出すイメージをしながら胸を張り、目線は天井に向けましょう。
その状態で、ゆっくり3回くらい深呼吸をしながら、20~30秒ほど姿勢を保ちましょう。
注意点は、無理はせずに、体が痛くないところまで背中を反らせることです。
このStep1からStep3の流れを、ゆっくりと深い呼吸を保つことを意識しながら、5回から8回行いましょう。
このストレッチは、簡単なポーズの組み合わせですが、注意点もあります。
例えば、首に痛みがある場合は、首に負担がかからないように頭を動かさずに行ってください。
他にも、慢性的に首の痛みや腰痛がある場合は、このストレッチは控えたほうが良いでしょう。
実際に行うと、本当にすっきりします!
猫飼いさんはぜひ愛猫と一緒に、猫を飼っていない人も、その日の仕事終わりに固まった体をほぐす意味でやってみてはいかがでしょうか。
ペットコンシェルジュ t-ito